今回はベース中西が担当します。
さてYasei Collective及びスーパー優秀なチームは延べ2週間に渡るUSレコーディングから無事帰還しました。改めて関わってくれた全ての人、応援してくれた方々に多大なる感謝をいたします。
今回は少し時間が経ってからじわじわ来るやつを中心に。
ニューヨーク1日目は、10年越しに客船の仕事で一緒だったAndrewとグリニッチで再会、近況報告に花が咲きました。マサナオと3人でBlue Noteの並びのバーでハコバン(普通)を聞きつつバッファローウイングで手をベトベトにしながら、よもやま話しがつきませんでした。(グリニッチはこのダダっ広いアメリカでは珍しく、手の届く範囲にいろんなものが集結してて、それは便利な町であります。)
※映えなくてすいません
彼は俺が船を降りて日本に帰ったのと同時期にニューヨークに移り住み、いまはマンハッタンでミュージシャン仲間とルームシェアしてるんだと。
ニューヨーク周辺、特にマンハッタン島の家賃のバカ高さは知るところでありますが、彼はハーレム(セントラルパークの北側のいわゆる黒人街)再開発で、運良く1人750ドル×3人でシェアできてるようでとても運が良かったと言ってました。ギター教えて、結婚式のギグとか自分のバンドで頑張ってるんだけど、彼女にはもっと金のいい職業に付けとドヤされたりしたんだよねーとか、なんだか何処へ行ってもミュージシャンの悩みは共通のようで(笑)
その後ブルースバー”Arthur’s tavern”に連れてってもらってどえらい演奏(すごいやつ)を聞いて、ああ、これがニューヨークなんだなと実感。
日本でも人気なあんなバンドのメンバーが、自分で小さいドラムセット持ってきてものすごい狭いとこでやってる。でも内容が凄まじく良い。1メートル先に本物があるのが当たり前、みたいな。
どう見ても地方から観光に来てる田舎臭い白人のお姉さんとか、60年くらい演奏し続けてるであろう黒人のおじいさんとか、グチャグチャに入り混じり大騒ぎしている。
その後メトロに終電がないのを良いことに深夜までAndrewの溜まり場のジャズバーでルームメイトや友人とダベりつつ、ピザスタンドでシメて帰宅(シメのラーメンみたいな)
自分のチューニングがだんだんとアメリカいた頃に戻ってる感をマサナオと感じながら、深夜のメトロに揺られて帰宅。現地の友人のアテンドでとても深いところまで行けて本当に感謝。
まず1番にこの国のリアルなところをどれだけもう一度自分の中に流すかということを第一に考えてたので、この1日で得たものはとても大きかった気がしました。
2日目は1人で兼ねてから行きたかったハーレムへ。大分手前の110thでメトロを降りてテクテク歩いてたんですが、昼間とはいえ路上で叫んでる人がいたり、若干のサグい雰囲氣にやられつつ、アポロシアターへ到着。ビビりなので外観だけしか撮れませんでした。
以前メキシコにいた時、現地の人しかいないとこにズカズカ行って写真撮りまくったあげくカツアゲされた経験もあるので、いまだにビビる。
ほんの入り口でしかなかったけど、全然別の世界だった。
本当はブロンクスと、Tribe Called Questで有名なLinden Blvdにも行ってみたかったんだけど、それはまたの機会に。
空気吸ったなー。
次回はクッソ寒いけどすごく暖かい町ロチェスター移動と、実際のレコーディングで面白かったこと書きます。