どうも、別所です。
我々ヤセイコレクティブは、レコーディングのため、アメリカの地に降り立ちました。
◆日の出を越えていきます
今回のレコーディングにあたって個人的にネックとなっていたのは、Prophet6をどう現地に持ち込むかということ。
大きさ的にも重さ的にも、オーバーチャージを取られる事は必至。ならば、現地調達はどうか。今回のレコーディングでスタジオを借りる、マサ、道の盟友Mattに相談したところ、快くオーケーしてくれ、そうなると音色をどう移行するか考える事に。
うちの道彦さんとWurly’sのサポートにより、midi経由でSysExというファイルに保存し、それをProphet6に流し込むという実験に成功!(図らずも、今Wurly’sで店頭販売しているProphet6は、僕がヤセイで使っている音が満載になっています。)晴れて、渡米を待つのみとなったのでした。
◆Prophet6に音色を流し込み中!
な訳がなく、まずMattから、Dave Smith(Prophet6のメーカー)からProphet6を手に入れるのはレコーディングに間に合わなそうとの事、そして、ニューヨークのブルックリンにある楽器店で買えるProphet6のリンク(Reverbという日本でいうデジマート みたいなサイト)が送られてきました。なるほど、この価格なら、なかなか安い。
かくして、別所、ニューヨークでProphet6を買う、そしてレコーディングして日本に帰って売るという一大プロジェクトがここに始動したのである。この時、時系列にして渡米4日前
当初はモジュール版を買うつもりでいました。(モジュール版とは、音源として使用するため、鍵盤が付いていなくて、midiケーブルなどを使って音を出します。)ところが、家でほかの鍵盤を使って試していたところ、アルペジエーターが入っている音色だけ異常が出てしまった。これでは安心してレコーディングできない。この時渡米2日前
日本の代理店である福産起業に問い合わせつつ、色んな鍵盤で試したりしてギリギリまで粘ったものの、タイムアップ。結局、鍵盤付きのものを決済することにしました。モジュール版の方が安いし、今後も飛行機移動の時などのために、サブで持っとくのもありかなーとか少し思ってたんだけどね。
※福産起業には、ちゃんと回答頂きました。バタバタしてまだ試せてないけど、日本に帰ったらゆっくり追記します。
そして前日に決済し、担当者にメールで受け取りたい旨を送り、飛行機に乗りました。
ニューヨークに着き、腹ごしらえしつつ、僕は昔からの友達がブルックリンに住んでいるので、そこに移動。 ニューヨーク滞在中はそこに泊まらせてもらいます。
◆お洒落な街並
wifi環境に繋ぐと、担当者からの返事が。
この後の流れはメールでのやり取りをお楽しみください
別 「ブルックリンの現地で13日か14日に受け取りたいんだけど。」
スタッフ 「ブルックリンは倉庫なので、直接受け取る機能はないですごめん」
別 「そっか、じゃあ、ブルックリンの滞在先で、13日までか、14日までにロチェスターで必ず受け取りたいんだけど。」
スタッフ「通常、1,2営業日での発送になります発送は最初に登録された住所にのみ送れます」
それだと怖いな
別「オーケー。ルールは分かったけど、15日からロチェスターでレコーディングなんだよ。そこをなんとか頼むよ。今回だけ」
スタッフ「ルールはルールですので。明日までにそちらに着く配送を79ドルで選択できますがどうしますか?」
高ぇ。背に腹は変えられないか。
別「確実に14日までに着くの?」
スタッフ「着きます。14日の18時までには必ず」
別「オーケー。それでよろしく!」
という事で、一件落着。安心した僕は、再会した友達とその子供2人と一緒にスーパーへ。しばし平和な時間を過ごし、帰ったところ、また担当者からメールが
スタッフ「今すぐこの番号に電話して」
友達に電話を借りる。誰も出ない
別 「誰も出ないよ」
スタッフ「あなたの番号は?」
友達の番号を教える。かかってくる
以下会話
スタッフ「ミスでした。到着が早くて月曜日になります。17:45に業者が回収しに来て持って行かれます。それまでに現地に行けますか?」
マジかよ。直接受け取れないじゃないのかよ、てか今17:15だけど。
スタッフ「必要なものは、決済番号と、あなたのID(パスポートなど)。これを持って現地でコリーに話せば大丈夫なようにしておくから」
当たり前ですけど、メールも会話も全部英語です。僕あんま英語得意じゃないです。特に会話はあんまり聞き取れないので、予想です。
泣きながらUberを呼んで(どこでも来てくれるからマジ便利)向かう。念のため友達のiPhoneを借りて、どれくらいかかるのか確認しながら移動。到着は17:46予定
別「17:45がデッドラインて言ったよね?」
スタッフ「遅くても」
そして現地に着く。まさかのオートロック。入れねー。部屋番号もわかんねー。そこに配送業者の人が
俺「(店の名前)って知ってる?」
配送業者「あーそれなら4階だよ。開けてあげよっか?」
4階に着く。何部屋もある。どこなんだ。てかさっきの配送業者が俺のProphet6持ってったんとちゃうんか?マジそうなら悔やんでも悔やみきれない。そんななか、貼り紙が
(店の名前)のオフィスは406
そして406に飛び込む
別「コリーはいる?」
コリー「僕だけど。あ、プロフェットのね、置いてあるよ」
◆あったー!!!
やっとの思いで手に入れたProphet6は、当たり前だけど家にあるやつとおんなじやつでした。そして、データを流し込む
色んな人の助けで、なんとかレコーディングに間に合いそうです。疲れ切って寝て、こんな時間に起きちゃってブログを書いている(早朝5時)
日本に帰ったらプロフェット売るので、興味ある人言ってー!